公開日 2025年06月05日
更新日 2025年06月05日
令和7年5月29日(木)、徳島県公民館連絡協議会総会、公民館職員等研集会に参加しました。その中で特に心に残ったことをお知らせします。
[研修会講演]
演題:『素敵な未来を創る~地域をつくる社会活動~』
講師:NPO法人あわ・みらい創生社 代表理事 井原まゆみ氏
[内容]
・かつて公務員として働いていた。そこで公民館担当となり、住民と協働する大切さと可能性に気付いた。
・公務員時代に、「自分は公務員である前に一人の住民であり、住民の私が公務員の私に期待することは何か」という視点を持つことで、働き方に良い影響があった。
・NPO法人あわ・みらい創生社のビジョンは「素敵な未来を創る」ことであり、そのミッションとして「まちづくりに関わる人を増やす」「地域ビジネスを支援する」「まちの魅力を発信する」という三つを掲げ、活動や事業を行っている。
※活動や事業の一部を抜粋
実施。
・子どもたちの外遊び不足には、「遊々塾」と題した外遊びの機会を創出。
・子どもたちの読書習慣の定着には、親子読書会「しゃぼん玉」の開催。
・若者の居場所不足には、青年学級「やんぐかれっじ」の創設。
・その他、野菜ソムリエ育成、オープンガーデンクラブ、まちカフェ、子ども食堂、空き家再生、イルミネー ションプロジェクト、など。
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・活動を通じて、地域の人々の中に「シビックプライド(地域への誇りと愛着)」を育むことが重要。住民一人ひとりが、地域の中に「あったらいいな」と思うものを自らの手で創り出すことで、地域への関心が生まれ、愛着や誇りを持つことに繋がる。
[感想]
様々な活動に参加した子どもさんが、大学進学時に地域課題の解決について学ぶ学部に進学したというエピソードも紹介され、取り組まれている活動が子どもたちの意識に良い影響を与えていることが印象的でした。
また、自治体が「地域づくり計画」を外部委託して作成することが多い現状に対して、「職員が計画策定の過程で地域を知り、学ぶ機会があるべき」と語られ、市町村職員や公民館関係者が計画策定に取り組むことが、地域について学び、より良くするために不可欠であるという意見にとても共感しました。