公開日 2020年09月04日
更新日 2020年12月02日
※この記事は、外国語指導助手(ALT)として佐那河内村で暮らすカナダ人、べサニー・ジョンソンさんが、外国人の目線で村の人々や文化を取材し、纏めた英文を元に作成したものです。
佐那の里
「佐那の里」は、毎週土日にのみオープンする佐那河内村の産直市で、小さいけど、とても親しみやすい場所です。ここで働くのは5人のご婦人達。彼女たちは大の仲良しで、周辺の農家さんが持ち込んだ新鮮な野菜や果物、ジャムやお菓子、こんにゃくなどの加工品、そしてそれらを使って作るお弁当を販売しています。
週末の楽しみ
彼女たちは、いつも家族のように優しく私を迎えてくれるので、毎週のように足を運んでいます。地元や周辺の地域からの常連さんと、観光や仕事で村を訪れる人が立ち寄り、何気ない会話を楽しむこの場所は、いつも穏やかな時間が流れています。
季節の野菜を買い、美味しいお弁当を食べながら、佐那の里のご婦人や、お客さんと話を楽しむひとときは、日本での暮らしのなかでも、最高の時間のひとつです。
地域のイベントも
佐那の里は定期的にコンサートや認知症予防、夕食会など、さまざまな層の人に向けてのイベントを行っています。私が毎年楽しみにしているイベントは、年末の餅つきです。佐那河内で収穫された新鮮な餅米を使って、みんなでお餅を作ります。子どもたちも参加しながら、石臼と杵を使ってついたお餅で、あんこを包みます。できたてのあんこ餅の味は、皆を笑顔にしてくれます。
カナダに戻った時にきっと恋しくなるでしょう。
村の心に触れる
佐那の里での温かい時間と、そこでの出会いは、私にとって村の心に触れるような体験でした。お腹を優しく満たしてくれる美味しいお弁当、人々の思いやりと笑顔は、私の心を豊かにしてくれます。
佐那河内村が特別な場所だと感じさせてくれる理由のひとつです。
営業時間:毎週土日 8:00~16:00
お問合せ:088-679-2295