村の場所 - 和協の半鐘について

公開日 2025年10月27日

 

佐那河内村のイメージとしても使われる半鐘。この鐘は村の南西部の和協という集落にあり、長く村を見守るように佇んできました。和協地区は、村内の集落のなかでもトップクラスに標高が高い位置にあり、国道438号線、もしくは大川原高原へ上る山道からもつながっています。どの道からでも途中細い山道を通るため慣れていない場合は少しアクセスは難しいですが、ここには村を見渡せる絶景と、昔ながらの山村の風景が広がり村のなかでも特別な雰囲気が漂う場所です。村を代表する写真家・荒井賢治さんのご実家もこの地域にあります。

この半鐘は、村の各地に設置されたものとは少し異なり、2つに枝分かれした木にスタイリッシュに設置されています。もともとは火災を知らせるための鐘でしたが、現在はサイレンに役割を譲り、年末に地元の消防団によって「火の用心」を呼びかける目的で鳴らされています。具体的にいつ設置されたのかは不明ですが、50年ほど前からこの場所にあり、村の安全を見守りつづけています。佐那河内村に興味のある人は、細い山道に気を付けながら一度足を運んでみてください。

和協の半鐘

和協の半鐘