自然の恵みとともに暮らす

畑のたまねぎを家の軒下に吊るす。庭の梅が実ったら、枝を揺らして家族みんなで拾い集める。季節の移ろいを五感で感じ取り、その恵みを取り入れて暮らす日々。佐那河内村での生活は、自然の中で生かされているということを実感させてくれます。
「たまねぎはひげを取って吊るすといい」「紐はたまねぎの下をくぐらせて縛る」「梅の収穫は実が丸みを帯びて張りが出たら」ーー暮らしのなかで受け継がれてきたちょっとした知恵や工夫。この村で暮らしていなかったら、きっと知らずにいたことです。
便利さとは違った豊かさがここにはあります。