枯れて再生へ 120年ごとに起きる竹林の循環

公開日 2025年06月20日

竹林の循環

佐那河内村では今年に入って竹の花が咲いており、それから徐々に竹自体が枯れています。これは「一回繁殖性」という竹の生態で、村内で今枯れているハチクという竹の品種では、120年に1度花を咲かせた後、徐々に枯れていき、また再生すると言われています。竹は複数本生えているように見えても、根は繋がっていて、枯れる周期などを竹林全体で共有しています。そのためこれは災害などの悪いことではなく、竹が持つ自然の循環の節目に見られるとても珍しい現象です。しかし貴重なものを見ているとは分かっても、枯れていく竹林を見るのは少し寂しいものです。早く緑の美しい竹林が再生されることを願っています。