公開日 2025年05月09日
暖かくなり、村では春の農業が盛んに行われています。そのうちのひとつが、キウイフルーツの花粉取りです。 キウイフルーツの実は雄花から取れる花粉が雌花に受粉することで作られますが、その工程は人の手によって行われます。この季節になるとキウイフルーツの雄花のつぼみが膨らみ、その中ではすでに花粉ができています。花は白っぽく綺麗ですが、開花すると花粉が放出され少なくなるため、つぼみの状態で取り、ひとつひとつから花粉を集めます。そして集めた花粉は、後日キウイフルーツの雌花に受粉されていきます。雄花、雌花ともに非常にたくさんあるため、手作業での花粉取りや受粉はとても大変な作業ですが、農家の人々は話をしながら楽しそうに作業されていました。今年も美味しいキウイフルーツが育ちますように。
ひとつひとつ手作業で摘み取ります。
キウイフルーツは雄花の木と雌花の木が異なり、雄花を取るための区間を設けているそうです。
開いた花からはあまり花粉が取れないそうです。