公開日 2025年03月28日
地域おこし協力隊の中村です
3月後半は気温が高く、暑さを感じる日が非常に多く感じます。この春は花粉の飛散も多いとのことなので花粉症をお持ちの方は大変でしょうね。私はまだ花粉症持ちではありませんが、いつなるかはわかりませんので気をつけようと思います。
今月末をもって佐那のいちご塾を卒業
2年前に佐那河内村の地域おこし協力隊として着任しましたが、2025年3月31日で任期を終え、早くも卒業を迎えることになりました。幼少の頃からいちごは大好きでしたが、栽培方法のイロハなどもちろん何も知らず、そんなずぶの素人が飛び込んだのが佐那河内村でスタートした佐那のいちご塾です。2年間の研修カリキュラムとももいちご部会員のサポートもあり、今となっては取材を受けようものなら一通りの説明が出来るように進歩しました。
また、東京にあるフルーツの取扱い大手である新宿高野本店にて開催されているカルチャースクールでは今年度も講師として指名いただき、関東のお客様にもさくらももいちごや佐那河内村の良さをしっかりとアピールすることが出来るまでに至りました。来年度も開催が確定しており、年々レベルアップしたプレゼンテーションを行うのが楽しみです。
↑カルチャースクールで出されるコースの一部です。午前と午後で内容が違っていました。
これからは自分がメインで仕事を実施していく
2年をかけていちご栽培を2サイクル経験したわけですが、やはり人について経験するのと自分が主導で経営していくのとでは見方が違ってきます。4月からは自分が経営主となり、農を生業にしていかなくてはなりません。いちごという特殊な作物である以上、周年出荷が可能な多品目野菜と違い初めての収入は冬に入ってからとなります。それまでの資金繰りなどは当然不安な点ではありますが、いちごと並行してその他の作物を考えたり、有害鳥獣駆除に精を出したり、理学療法士としてバイトに出たりなど様々な方法はありますのでその辺は達観して活動を行っていきたいと考えています。
↑これから親株として活躍する苗たちです。大きくなって子株つくりに頑張ってもらいます。
2年間のいちご塾生広報活動も一区切り
村ホームページからこのたよりをご覧いただけていると思いますが、佐那河内村には毎月発刊されている「広報さなごうち」という村の広報誌があります。ホームページにもPDFでの記事やバックナンバーがアップされていますのでご興味がありましたらそちらもご確認ください。そちらのほうにも1年目はいちご塾の活動を、2年目は2期生にいちごの活動報告は任せ、私は村民の健康に一役買えたらと「健幸コラム」というページをやっていました。
いちご塾は私が1期生としてスタートし、広報誌やWEB広報の記事を通じて移住者である塾生を少しでも村内外の方に知っていただけたらと考えて始めた取り組みです。これらの媒体を閲覧いただいた方が少しでもおもしろい取り組みだなと感じていただけていたら大成功だったと思います。
↑シェフによるフルーツカットが披露されました。
この村生活だよりも今号で終了
足かけ2年にわたったこの連載も、私の卒業をもちまして一区切りとなります。初年度は毎月アップ出来ていましたが、2年目は篤農家の変更や就農の準備などもありなかなか記事作成が出来ていなかったこと反省しています。4月以降もなにか別の媒体からさくらももいちごの情報発信を行っていきたいとは考えていますが、現状は未確定です。これからもいちご塾の後輩や、佐那河内村のさくらももいちごをよろしくお願いします。
総集編にその他の記事もあるので是非ご参照ください。
総集編 https://www.vill.sanagochi.lg.jp/docs/2023052300025/
お問い合わせ
佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115