畑や家の傍らで作られる家庭の柑橘

佐那河内村は、冬みかんやデコポンなどの農業が盛んに行われいる地域ですが、その多くは出荷用で、家庭で楽しまれているものではありません。家庭で楽しむために、村のみかんやすだち畑、または家庭の庭先などでよく植えられているのを見かける柑橘類として、八朔（はっさく）、金柑（きんかん）があります。金柑は小さく美しく皮ごと口に放り込んでやさしい甘さを楽しめる柑橘で、ビタミンCとEの宝庫です。八朔は少し後の2月～4月にかけて楽しめる大きな柑橘で、爽やかですっきり甘い風味が特徴です。どちらも冬の乾燥した日に潤いを与えてくれる、村に住むならぜひ育ててみたい贅沢な果実です。