真鴨が舞う、冬の朝靄

公開日 2025年01月24日

ある寒い冬の朝、徳島市から佐那河内村へと車を走らせると、そこにはまるで別世界が広がっていました。

朝もやが立ち込め、川辺や山々が幻想的な白煙に包まれていました。太陽の光が木々の間を通り抜け、まるで天使の梯子のように輝き、裸木に付いた露はキラキラと光を反射していました。

園瀬川では、白鷺が静かに水面を見つめ、川鵜が羽を広げて日光浴を楽しんでいました。数羽の鴨が優雅に水面を滑る姿も印象的です。

シャッターチャンスを狙って近づくと、鳥たちは敏感に気配を感じ、あっという間に飛び立ってしまいます。その美しさを写真に収められなかったのは残念でしたが、この神秘的な風景は、実際に佐那河内村に足を運んだ方のみ感じられる特別な瞬間のようです。