太陽光で輝く雪景色

公開日 2025年01月24日

冬晴れの中、佐那河内村から小松島市へ向かう県道33号線を通る際に見た雪景色が美しく足を止めました。

 

スギ林の間から差し込む陽光が、雪や水滴をキラキラと輝かせていました。心が洗われるような澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、幸福感に包まれます。

 

雪化粧した木々の枝葉は、「雪持」と呼ばれ、雪の重みに耐え忍ぶその姿は、本心を隠し、じっと耐え抜く心を表しているのだそうです。その模様は、歌舞伎の衣装にも用いられるほど、人々の心を打つ美しさを持っています。

昔の人々は、何気ない冬の風景にも、深い意味を見出し、後世に伝えてきたのですね。

 

雪は、降りすぎれば困るものですが、やはり美しい。この瞬間を切り取って、心に刻んでおきたいと思いました。