変化する自然

公開日 2024年11月28日

 

立冬を過ぎた佐那河内村では、例年とは異なる穏やかな日々が続いています。木枯らし1号が吹いても、最高気温が20度に達する日が続き、その変化に戸惑いを隠せません。

気象庁は、西日本の冬は平年より寒いと予測していますが、11月下旬以降は寒暖差が激しくなる可能性も。生活や農作物への影響が心配です。

そんな中、窓に現れたのは、枯葉に擬態したクロコノマチョウ。この蝶の名前は、木の間に住む蝶という意味を持ち、秋に羽化し、柿などの果物の蜜を吸う姿がよく見られます。近年、この蝶は分布を拡大し、その要因は冬場の気温上昇と考えられています。

地球温暖化は、私たちの生活や自然環境に大きな影響を与えています。佐那河内村の豊かな自然も例外ではありません。果樹の開花時期が早まったり、害虫が増えたりと、生態系が変化しているのです。未来の世代のために、美しい自然を守っていきたいものです。