公開日 2024年09月30日
更新日 2024年10月01日
昼と夜の長さが同じになる秋分の日を迎え、佐那河内村では涼しい秋風が吹きはじめ、黄金色に輝く稲穂が実り、秋の深まりを感じます。
田園では稲刈りを目前にした稲穂の香りが漂い、澄んだ空気の中で深呼吸すると、心地よさを感じられます。
佐那河内村では、燃えるような赤い彼岸花が各所で見られます。「彼岸花」は秋の彼岸の頃に咲き始めることからその名がついたと言われています。都会ではなかなか見られないこの妖艶な花は、古くから人々の心に深く根付いており、多くの詩歌に詠まれてきました。
「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)あつけらかんと道の端」と夏目漱石が詠んだように、曼珠沙華と呼ばれる彼岸花は道端でひっそりと咲く姿も美しい花です。
ぜひ佐那河内村に立ち寄る際は、風景をゆっくりと眺め、秋の深まりを感じながら詩を読んだり、穏やかな時間を過ごしてみてください。