炎天下に負けないすだちの摘果作業

公開日 2024年08月01日

すだちの摘果作業

今年も夏真っ盛り。炎天下の佐那河内村では、すだちの摘果作業が行われます。すだちはそのまま放置しておくとたくさんの実が隣接して育つため、形の美しさや品質が損なわれてしまいます。そのためこの時期すだち農家は不要なすだちの実や葉を切り落としていく摘果摘葉の作業を行います。年にもよりますが木には多くのすだちが実り、摘果作業は非常に長時間に及びます。取材させていただいた農家さんは、7月中旬からお盆明けの収穫の時期まで、早朝から1日作業を続けても完全には終わらないと言っていました。夏の日差しにも負けずに素晴らしい品質のすだちを作りつづけている農家の人々の作業風景は毎年尊敬を感じます。

すだちの摘果作業  

摘果前のすだちの様子。白いのはICボルドーと呼ばれる石灰で作られるやさしい農薬です。

すだちの摘果作業

手でひとつひとつ丁寧に間引いていきます。

すだちの摘果作業

美しく摘果摘葉され、のびのびと成長するすだちの実。

露地すだちの出荷は今年もお盆明けから開始されます。爽やかなすだちの風味を今年もお楽しみください。