公開日 2024年07月25日
更新日 2024年07月25日
7月下旬、村を散策していると、暑さにも負けず勢いを増す草花たちを見つけました。
今が見ごろを迎え、色鮮やかな花が咲くオニユリは根が食用となり、カリウム、マグネシウム、リン、鉄などのミネラル類を豊富に含み、漢方にも用いられています。
更に、石垣や古い家屋が残る佐那河内村では、全国的に見つける事が難しいとされる日本茜も容易に発見できます。古来から染色に用いられてきた日本茜は、赤や橙、黄色の色素を抽出でき、徳島の伝統工芸である藍染めと組み合わせる事で、多彩な色彩表現が可能となります。
最後に、大きな葉とどこへでもツルを伸ばすことで厄介者として認識されがちな葛。
実は花から根まで余すことなく、衣・食・薬に利用できる万能植物です。
この様に佐那河内村では自然が豊かなことから、多種多様な自然からの贈り物を見ることができます。