棚田とアカハライモリ

公開日 2024年07月02日

更新日 2024年07月05日

暦の上では夏至を迎え、これから佐那河内村にも本格的な夏がやってくる。
写真は標高約200mにある、府能地区の山はだから見た風情ある棚田の景色。

一部、棚田では傾斜がきついため、田植えは農家さんが丁寧に手植えされている。
田植えから収穫までの手間暇や苦労を想うと、その日のご飯がより美味しく感じた。

大川原高原がある旭ヶ丸からの水脈は、大自然の栄養が沁み出て流れつくため、タニシ、アメンボ、おたまじゃくしのほか準絶滅危惧種であるアカハライモリが生き生きと暮らしている。子供の頃田んぼで生き物探しをしていた思い出が蘇り、とても懐かしくあたたかい気持ちになった。

田んぼの生態系を守り、昔ながらの方法で今もなお、お米を植え続けている農家さんたち。日々感謝を忘れず毎日の食事に向き合いたいものだ。