安喜の古墳

公開日 2024年03月04日

根郷の安喜古墳

佐那河内村の根郷地区の片隅にひっそりと佇むのは、石で作られた2メートルほどの小さな山のような古墳です。この古墳はかつての徳島県を築いたとされる阿波忌部族の横穴式古墳で、6世紀ごろに造られたとされています。古代文献によると、徳島県(阿波の国)は忌部(いんべ)と海部(あまべ)という民族が手をつなぎできたという伝説がありますが、この古墳の近くにある御間都比古神社は忌部、海部という2つの文化の交流地点だったと言われています。古墳の中をのぞくと、石積みの空間の中に仏像が並べられています。小さいながら村の歴史を見ることができる、貴重な場所のひとつです。アクセスはこちらから。
※住宅に隣接しているため、お越しの際はお静かにお願いします。

根郷の安喜古墳

根郷の安喜古墳