佐那のいちご塾第1期生の村生活だより Vol.10 村代表で徳島駅伝に出走

公開日 2024年01月31日

更新日 2024年02月28日

地域おこし協力隊 佐那のいちご塾1期生の中村です。

 遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます
 年末年始はみなさまどう過ごされましたか?不摂生等なかったでしょうか?正月太りと言いますが、年末年始はご馳走を食べる機会が増えたり、飲酒頻度や量が増えたり。長期休みだと生活習慣も乱れやすく、寒さで運動の機会が減ることも正月太りを助長する要因です。歳をとると代謝も落ち、やせにくくなるので早めの対応を心掛けたいですね。

 私は実に20年ぶりに駅伝を走りました。バスケットボールで培った、走る、跳ぶといった運動能力がそこそこ高かったので小中学校のときに学校代表として徳島市大会、徳島県大会などに出場していました。

36歳で初の徳島駅伝に出走

 徳島県では、年始の1月4日・5日と県内の郡市対抗の徳島駅伝が開催され、名東郡はオープン参加で1日目の全区間と2日目の最後3区間を出走しました。普段から村内を走っていたり、定期的にフルマラソン等を走っていたので、今回メンバーとして声掛けいただき11月末から練習会に参加しました。

 年末には鳴門市で合宿があり、昼は20歳以上も若い中学生たちと一緒に練習し、夜はわいわいと食事を囲むのは非常に新鮮でした。10年前であれば、村のお兄さんのような年齢だったとしても、今となってはもうオジサンになったな、と。そのうえ、寝たら次の日はもう元気になっていた頃と違い、栄養摂取等も考えないと身体の回復も遅くなり、村民体育祭で受傷していた肉離れがなかなか治らず、スピード練習の度に悪化して苦労しました。

久しぶりの鍼治療。効果のほどやいかに?

 このままではいよいよ本番がヤバいと思い、スポーツ鍼灸ができる鍼灸院を探し20年ぶりに鍼灸の施術を受けました。高校生のころは腰痛に悩まされていたこともあり頻繁に施術を受けていました。成人してからは理学療法士として長年勤務していたので筋肉や関節の運動、ストレッチなどはよく理解しているので、今回は直接筋肉の中に刺激を入れて治癒速度を早めます電気鍼も併用し、鍼に通電して筋肉をビクンビクンと刺激し、一時間程度の施術を年末に2日間に実施しましたが効果は抜群でした! 

いざ、徳島駅伝本番へ

 元日にコースを試走し、駅伝当日は2区の5.7kmを出走

 選手兼監督である藤さんから襷を受け、意気揚々とスタートしました。他選手と並走していましたが、ふと時計でペースを確認すると思いの外スピードが出ていました。が、とりあえず行けるところまでこのまま走ります。それぞれのフィールドで競技者として走っている選手たちは当然速く常に向かい風でなかなかしんどかったですが沿道からの声援が励みになりました。

 終盤はもう力が残っていませんでしたが、次走者の(一財)さなごうち酒井さんに襷を渡したあとは達成感がありました。オープン参加は個人順位はつきますがチームとしての順位がつかないので、ゆくゆくは選手も増え、全日程全区間が出走出来るといいな、という淡い期待を抱きながら、来年の徳島駅伝に向けてまた走っていこうと思います。

1月末は恒例の美波町日和佐でトレイルランニング大会

 1月28日は日和佐で開催された千羽海崖トレイルランニングレースのロング36kmに出場しました。千羽海崖は太平洋を望む急峻な地形。

 トレイルランニングの大会では国内でも珍しい、海と山の両方を走るコースを有する大会です。そして、別名が階段地獄大会。誰がこの山道にこれだけの階段を設置したんだ?と疑問にしか思えません。
 朝8時15分に日和佐の竜宮の磯公園をスタートし、折り返し地点である牟岐少年自然の家をまずは目指します。

長距離走は脚力もさることながら戦略が必要

 フルマラソンやウルトラマラソンでは「エイド」と呼ばれる、給水所やちょっとした食べ物があるステーションがコース上に多く設置されています。しかし、トレイルランは山道を走ります。山中に多数のエイドを設置することはコースも狭く、アクセスも不便なため困難です。
 春に開催されている徳島マラソン(42.195km)はエイドが約14カ所、たいして今回のトレイルラン(36km)はわずか3カ所です。じゃあどうするのか?補給する水分やカロリーゼリー等は持参するわけですね。そして、レースプランをもとに摂取の順番やタイミング等も組み立てていくわけです。エネルギー切れで動けなくなったり、脚の痙攣を少しでも遅らせるために重要な要素です。そのため、各メーカーが販売している数多の商品から自分に合うモノを見つけるのも醍醐味かもしれませんね。

コースは起伏に富み、まさにアドベンチャー!!

 階段を上下に、

 斜面を駆け抜け、

 足が沈む砂利浜をすすみ、

 波や雨で湿った海藻が付着した磯を歩きます。

 

 木の根が露出しているところもあり、躓いても持ちこたえたところと、盛大に転げたところもありました。後半は下りで膝に激痛が走り、本来タイムを稼ぐはずの下り区間でロスが多く、ペースが上がりません。登るほうが楽だと思えてしまうほどです。
 

 最後の階段区間を終え、あとはゴールまで走りやすい林道を2kmほど。スピードはあがりませんが、自分ペースで走ります。そしてゴールの日和佐城へ。

タイムは6時間42分。ロングコースでは211人中79位でした。昨年より20分以上短縮しましたが、下りのセクションをもっと走れるとあと30分は短縮出来ていたと思うので、来年への課題ですね。

愛用はガーミン社のスポーツウォッチ! 

 最近のスポーツウォッチは非常に高性能でして、合計時間や現時点の平均ペースだけではなく、この画像のように様々な情報が記録されています。またスマートフォンと連動させると地図アプリから実際に走ったコースとその情報がリンクされ、どのようなレース・コースだったかを振り返ることが出来、次に活かすことが出来ますね。

 コースは36kmですが、時計のGPSでは累積獲得標高約2570m。これはコース上で登った距離を合計したものです。ということはほぼこれと同じ約2500mは下ったということになります。登山・下山をあわせると5000m超え、きついですね。心拍数等も測定出来るので、実際の運動やトレーニングが最適な心負荷をかけられているかもわかります。

 iPhoneを使っているので以前は同じ会社のアップルウォッチを使用していましたが、充電が切れるのが非常に早くて、もって2日でした。こちらの時計にかえてからは2週間に1回程度でいいので非常に助かっています

 レースから3日が経ちましたが、筋肉痛はしっかりと残っています。斜面を下っていた際に木の根に躓き、コース横に大木に手をついたときに突き指した左薬指の腫れが若干気になりますが、何もないことを祈ります。

佐那河内村やさくらももいちごに興味をもっていただくためには?

 3月に東京の新宿高野さんで「国産フルーツを楽しむ会」の講師として派遣されることが決まり、講義のスライドや動画を作成する為に色々と思案中です。

遠方のみなさんに、当地のこだわりをしっかりと伝えたいと思います。

総集編にその他の記事もあるので是非ご参照ください。

総集編 https://www.vill.sanagochi.lg.jp/docs/2023052300025/

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課

TEL:088-679-2115

E-Mail:sankan@sanagochi.i-tokushima.jp