令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール【第7回】

公開日 2024年01月10日

令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール 第7回講義

●第7回講義「みかんの栽培について」(座学)
日時:令和6年1月9日(火)10:00~12:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:西岡 優 さん
参加人数:9名 
内容:温州みかんの栽培技術ポイントとして,温度は8℃で呼吸停止,12℃で根の伸長停止,30℃を超えると呼吸が増加する(糖度が上がりにくい)といった特性があり,施肥は土壌施用が基本ですが,8℃以上であれば冬でも葉面散布が可能であるとのことでした。土づくりでは,細根が増えることでサイトカイニンが増加し,着花増加につながるとのことでした。乾燥で糖度が上がり,果糖甘味アミノ酸(プロリンなど)も増加するため,マルチ被服などで節水をし,水分管理をすることがおいしいみかんを作る要因の一つであるとのことでした。施肥や防除,経営などのお話もあり,みかん農家の基本的なノウハウをお話ししていただきました。

 

●第7回講義「キウイの剪定」(実習)
日時:令和6年1月9日(火)10:00~12:00
場所:日下さん園地
講師:市原 善文 さん
参加人数:8名 
内容:キウイの収穫を行った日下さんの園地をお借りして,キウイの剪定を行いました。最初に講師の市原さんから結果習性や剪定の方法,棚付けの方法のお話があり,市原さんの実演の後,それぞれ剪定を行いました。キウイの剪定は,強い枝(結果母子)を残すことが,基本であり,棚に空白ができないように配置することが大切であるとのことでした。また,つる性のキウイは,みかんやすだちのような常緑果樹と違い,1年剪定しないとジャングルのようになり,復旧が大変になるとのことでした。

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115