冬も足元に広がるコケ植物の世界

公開日 2023年12月22日

更新日 2024年01月09日

スナゴケ

紅葉の時期が終わり、木々は葉を落として冬の森になりつつあります。水の豊かな佐那河内村では、冬でもさまざまな種類のコケ植物に出会うことができます。足元に目をやると、みずみずしく広がるコケ植物の世界がありました。 まるで小さな森のように、ミニチュアの木が集まって生い茂っているようです。 写真は、「スナゴケ」と呼ばれるコケです。日当たりの良い湿った地面や岩場に生えており、淡い黄緑色が特徴です。 日本では北海道から九州まで広く分布しているため、見たことがある人も多いのではないでしょうか。手のひらで優しく撫でてみると、ふわふわの動物を撫でているような感触です。季節や、その日の湿度によって姿が変わる個性豊かなコケ植物に一度注目してみてくださいね。