佐那のいちご塾第1期生の村生活だより Vol.8 今月はイスレースと自転車ヒルクライムで疲労困憊

公開日 2023年11月22日

更新日 2024年02月28日

地域おこし協力隊 佐那のいちご塾1期生の中村です。

 11月も終わりに近付き、寒さでコタツや布団から出てきにくい季節がやってきました。

11月は報告内容が盛り沢山なので、Vol.7 イチゴ・狩猟編Vol.8 スポーツ編の2つにわけてアップします。

それではVol.8のスポーツ編をはじめましょう。

愛知県一宮市の「いす-1グランプリ」に参戦!

 10月21日に愛知県一宮市で開催されたいす-1グランプリ一宮大会に参戦してきました。ここのコースは国内でも珍しいラウンドアバウトという、信号機のないロータリーをコースに組み込む、カーブが多い難易度の高めのコースです。また、会場は名鉄一宮駅のすぐ前でありアクセス抜群、毎回観客の多さが他地域の大会よりも際立っています。今回は所属している京都府木津川市の運送会社「木津川運輸」での参戦です。

出走順のポジションを決める予選種目「ゼロ3」で世界新記録

 いす-1グランプリは1チーム3名で2時間走り続けて周回数を競いますが、その予選にゼロ3という30m走が用いられます。開催地によって路面状況が違うため、毎度同じようなタイムを出すことが難しい種目ですが、なんと今回、私が出した記録がいす-1史上最速タイムである世界新記録を達成しました。そのタイムは5.36秒

 普段から5秒台を出していますが、コンマ数秒の世界ですのでなかなか短縮することが難しい種目です。スタートのタイミングや路面がマッチした結果だと思います。

一宮大会は地元消防士チームに負けて2位

 肝心のレースですが、1時間57分を終えて同周回数というヒリヒリした展開です。ダントツで優勝することもあれば、レースの最終盤まで結果がもつれこむレースも珍しくありません。抜きつ抜かれつを終始繰り返し、2時間終了のコールがあった時点で相手チームがわずかながら前方を走っていたため、今回は2位の結果となりました。来年度は優勝を目指します。

鳴門市で4年ぶりに事務イスレース「いす-1グランプリ」が開催!

 11月12日に徳島県鳴門市の大道銀天街でいす-1グランプリが開催されました。また全国的に珍しいナイトレースという18時からの2時間耐久レースであり、各チームが事務イスに電飾をつけたりと日が暮れた夜の商店街を鮮やかに照らしていました

 またナイトマルシェというイベントも同時開催し、ステージではダンスイベントなど、その他、模擬店やキッチンカーも多く、観客が非常に多い大会でした。久しぶりに二月連続での出走ですが、コロナ前は全国各地で大会があったため、駆け付けるレースが多く、県外遠征も頻繁に行っていたのを懐かしく感じます。

今回は地元や県外チームをおさえて優勝

 今回は参加21チーム、うち半数以上が県外チームです。ここのコースはオーソドックスな100m直線を折り返す200mコースです。路面状況はザラザラとツルツルが行きと帰りで異なり、だらだらと長い直線が脚にくるここもまた難コースです。攻略のミソはザラザラな道路のほうで、どれだけ走りやすいコース取りが出来るか、といったところです。終始安定したレース運びでダントツの優勝を飾りましたが、前回優勝時よりも周回数が少なかったため、チームとしてやや脚力が落ちていたのが反省点です。

会場の様子はNHKでも放送され、私のコメントもあがっていましたよ!

そのときの放送内容のリンクを下に貼っておきますのでクリックしてみてください↓

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20231112/8020018997.html

11月19日にさなごうち大川原高原ヒルクライムが開催されました

 今回プレ大会として開催されたヒルクライムレースに参戦してきました。村には標高1019mの旭ヶ丸から東へゆるやかにあるスロープ状の大川原高原があります。その少し下の900m付近では夏にアジサイでいっぱいになるコースがありますが、今はススキが風になびく季節ですね。

 レース概要は麓から高原のヒルトップハウス付近までの約9.7km、標高差746m、平均斜度7.8%、最大勾配19%のコースです。個人タイムトライアル方式ですので、いわゆる自分との戦いです。登りだらけで下りはほぼなく、脚を休める間もさほどありませんゆるやかな登りがあると思いきや、いきなり次は急な登坂、ギアの調整でペダリングを軽くしたり、どうしても力がいるときは立ち漕ぎをしたり。ヒルクライムのコツはなるべく座った状態で漕ぎ続け、一定の回転数を保つことが余計なエネルギーを消費しない秘訣だそうです。

韋駄天レーサーが多数

 この登りをものともせず、ガンガン走って行く選手がまあ多いこと。少しならついて行くことは出来ますが、レース後半なども考えるともう自分のペースに徹することに決めました。沿道にはボランティアスタッフや村内の住民が応援してくださり、非常によい雰囲気で走り続けることが出来ました。私のタイムは52分で参加者の中では真ん中くらい優勝者はなんと31分台でのゴールです。

 脚と機材(ロードバイク)がまったく違いますね。会場内を見渡しても、素晴らしいロードバイクだらけです。さながら、女性でいうと宝石店でジュエリーを見るよう、男性であれば超高級腕時計を物色、といった感覚でしょうか。
 来年はもっと早くゴール出来るように登ってみたいと思います。

↑一緒に参戦した一般財団法人さなごうち 新家で勤務されている川内さんとレース後の記念撮影

大川原高原から見る景色は抜群

 レース当日は天候にも恵まれ、大川原高原から見る徳島市内方面の景色は抜群でした。

 徳島市からも数十分というアクセスにも関わらず、この眺望の立地はそうないのではないでしょうか?参加者もレース後の疲労を訴えながらも、景色の良さに驚かれていました。冬場は空気も乾燥しているのでより見通しが良くなりますね。

↑後ろの眺望にロードバイクが映えますな。

レース後のメイン会場では飲食も豊富

 キッチンカーや村の有志で営業する店舗も多く、参加者はそれぞれのメニューに舌鼓を打っていました。私はおでんとカレーをいただき、レース後の空腹に染み渡りましたね。

↑どちらも美味しそうでしょ?

実は大川原高原は星空を見るのも良いスポット

 大川原高原は標高が高く、周囲の灯りの少なさからも天体観測にはもってこいのスポットですね。インターネットで検索しても徳島県内のトップクラスに位置づけされています。これからの季節は当然ながらめちゃくちゃ寒くなりますので、防寒対策は必須ですし、道の凍結も出てくると思いますので気を付けてお越し下さい。また、高原には自動販売機等ありませんので、水筒やタンブラーにあったかい飲み物を持参されたり、キャンプ等が趣味な方は上でお湯を沸かしてコーヒーを、なんてのも乙ですね。もちろん、ゴミは放置せずにお持ち帰り下さいね。

総集編にその他の記事もあるので是非ご参照ください。

総集編 https://www.vill.sanagochi.lg.jp/docs/2023052300025/

 

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