スダチの鮮度を長期間保つ 袋詰め風景

公開日 2023年09月15日

すだちを長く市場に 保存風景

佐那河内村ではスダチの収穫作業が大詰めとなってきました。今の時期は主に露地物が市場に出荷されていますが、量が少なくなってもスダチの需要に応えるため、農家の人々は収穫したスダチの一部を、一年中出荷できるように専用の冷蔵庫で保管しておきます。スダチやミカンなどのかんきつ類は非常にデリケートで、ひとつが傷むと周りのスダチも連鎖的に傷み、通気性の無さや急激な温度変化にも弱いです。スダチ農家の人々は、ひとつひとつしっかりと品質を見極め、通気性の良い袋に一定数のスダチをまとめて入れ、温度と湿度が適度に調節された冷蔵庫に入れて保管します。

すだちを長く市場に 保存風景

スダチの値段も冬場になるにつれて上がるため、スダチの冷蔵保存はスダチ農家にとって収益を上げるための大切な事業です。丁寧に保管されたスダチは、秋から冬の出荷の日を待ちます。

すだちを長く市場に 保存風景