令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール【第3回】

公開日 2023年09月13日

令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール 第3回講義

●第3回講義【午前の部】「すだちの栽培について」(座学)
日時:令和5年9月12日(火)10:00~12:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:徳島県立農林水産総合技術センター 農産園芸研究課 安宅秀樹さん
参加人数:8名

     佐那河内村で研修中の農水省職員1名参加

     徳島農業支援センターから1名参加

     四国大学短期大学部から2名参加


内容:すだちの栽培特性や栽培適地,土壌管理や肥培管理などのお話がありました。特に貯蔵については技術が必要で,まずは緑色の濃い果実をつくることが大切であり,収穫時も果実に傷をつけず衝撃を与えないように丁寧に取り扱うこと,ビニールを破らないためにヘタを残して水平に切ることが大切であるとのことでした。冷蔵庫に入れる前には水分を減らす予措が必要で,予措が弱いと腐敗果が増え,強すぎると果実の黄変が早くなるとのことでした。温度管理の目安として10月上旬に5℃,年末までに3~4℃,年明けから3℃前後に調整するのですが,家や環境によって違いがあるため,各戸での対応が必要であるとのことでした。貯蔵は管理が難しく,特に年明け以降3月までの長期貯蔵はロスも多く技術が必要であるとのことでしたが,来年より苗木が導入される「勝浦一号」は貯蔵に適しており,今後の貯蔵用のすだちとして期待が持てると感じました。
 

 

●第3回講義【午後の部】「すだちの収穫」(実習)
日時:令和5年9月12日(火)13:00~15:00
場所:柏木さん園地
講師:大仲 保さん
参加人数:6名

     佐那河内村で研修中の農水省職員1名参加

     徳島農業支援センターから1名参加

     四国大学短期大学部から2名参加


内容:柏木さんの園地をお借りし,すだちの収穫の実習を行いました。現在,佐那河内村で研修を行っている農水省の職員や四国大学との連携事業として,四国大学短期大学部の先生と留学生も参加しました。講師の大仲さんから,収穫の方法を聞いた後,2~3人1組になって収穫を行いました。休憩時間には,大仲さんより実際の果実を用いて出荷規格であるM~3Lの大きさと赤秀・青秀の階級の見本も紹介していただきました。

 

この実習は,テレビトクシマでも紹介されましたので,ぜひご覧ください。

https://youtu.be/yWmPsSAOkFA?si=uLivcbXxwAoiQ0nr

 

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115