村の夏の風味 赤ジソ

公開日 2023年08月04日

夏の風味 赤紫蘇

赤ジソは、その美しい色と風味で夏の食卓に癒しを届ける食材として日本各地で作られています。佐那河内村では、大規模に栽培されている場所は少ないものの、各家庭の畑で育てられているのをよく見かけます。また、よくお裾分けしていただいたり、産直市でも販売されています。紫色の葉をよく塩で揉んで梅干しに鮮やかな紅色と風味を追加させたり、砂糖で茹でてクエン酸(または酢)を加えて赤ジソのシロップを作り、余ったものは乾燥させてふりかけにするなど、それぞれの家の好みに合わせて無駄なく使われます。身近な場所で採れた赤ジソを使う梅干しやシソジュースは味だけでなく、自分や家族と一緒に作る充実感も与えてくれます。旬の食材が身近に溢れる佐那河内村で当たり前のように目にするワンシーンです。

 

夏の風味 赤紫蘇

梅干しを染めるのに使う赤ジソは乾燥させてふりかけにしても◎。

 

夏の風味 赤紫蘇

赤ジソジュース。最初は黒っぽいですが、クエン酸やお酢を加えると美しい赤に染まります。