公開日 2023年03月31日
令和5年3月24日(金)、「次世代高度技術の活用により新しいインフラの構築を目指した『中山間地域におけるドローン配送』」の実証実験を佐那河内村内で実施しました。
今回の実証実験は、セイノーホールディングス株式会社、株式会社エアロネクスト、株式会社NEXT DELIVERY、KDDIスマートドローン株式会社の協力のもとで実施しました。
実施した内容としてまず、農業分野での軽作物輸送として、嵯峨老人憩の家から役場庁舎ヘリポートまでシイタケをドローンで配送し、そこから軽自動車を使用して選果場に併設するふるさと物産直売所まで配送しました。
次に、弁当配食サービスとして、地域交流拠点・新家から役場まで配送した弁当をドローンで佐那河内村保健センターまで配送し、荷物を降ろした後に役場まで帰ってくる実験を行いました。
最後に、ファミリーマート徳島佐那河内店で買い物した荷物を役場まで配送し、ドローンを活用して桜集会所まで配送し、荷物を降ろした後に帰ってくる実験を行いました。
今回の実験では、基本的にドローンの自動運転で荷物の配送が行われており、民家の無いルートを選んで飛行しましたが、車で運ぶのとほとんど変わらない時間で配送をすることができました。
ご協力いただいた方および団体、見学者からも「中山間地域だからこその、ドローンの活用が必要となってくる。」「他の分野、農業や防災などにも活用できるようにしていけばよいのではないか。」といった前向きな意見や感想をいただきました。
今後は、実験で明確になった課題の洗い出しを行い、住民や村内の事業者とも連携を図りながら、地域課題の解決に活用できるように取り組みを進めていきます。
■実験風景
▲嵯峨老人憩の家からのドローン配送
▲保健センターへ配送し、役場へ帰るドローン
▲桜集会所へ着陸するドローン
■動画(音が出ます)