耕作放棄された梅畑を復活

公開日 2023年01月13日

耕作放棄された梅畑を復活

所有者の人々が高齢や村外に引っ越されるなどして管理ができなくなった耕作放棄地の増加は、近年の日本の地方が抱える課題の1つです。佐那河内村でも少なからず耕作放棄地が存在し、農業が続けられなくなったという土地ができたという声は珍しくありません。ただ、そんな耕作放棄地を所有者から借り受け、利活用するといった話も少なからず存在します。年明けから行われている佐那河内村の山の中腹にある梅畑。5年ほど前から耕作されず、かずらのツタに覆われた状態でしたが、借り受けた移住者と村のシルバー人材センターの人々によって少しずつ清掃と剪定(せんてい)作業が進んでいます。うまくいけば今年から少量ずつですが、梅の収穫ができるかもしれないとのことです。

耕作放棄された梅畑を復活

佐那河内村のような農村の住みやすさの大切な要因である、人と自然の共存のバランスを長期的に保とうとしている場面が見られることが、この村の魅力の1つでもあります。