令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール【第5回】

公開日 2022年10月20日

令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール 第5回講義

●第5回講義【午前の部】「流通と市場について」(座学)
日時:令和4年10月18日(火)11:00~12:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:JA全農とくしま 園芸部 部長 二木 伸一さん
参加人数:9名 
     徳島農業支援センターから1名参加
内容:卸売市場の機能として,①集荷・分荷(各地から食材を集めて,販売先のニーズに合わせて食材を分ける。),②価格形成(公正な売買取引により,適正に価格が決められる。),③代金決済(売買取引した物品の販売代金を速やかに決済する。),④情報受発信(取引結果や需要と供給に関わる情報を出荷者や販売先に伝達。)の4つの機能があり,現在は「せり」での取引よりも「相対取引」が主流になっているとのことでした。市場を通さない販売(直売やイーコマースなど)が」増え,中央市場,地方市場とも減少傾向にあるとのことでした。また,ここ数年のコロナ禍においては,外食や中食が大きく減少し,内食が伸びていることから,ミールキットや冷凍食品・出前市場などが伸びているとのことでした。ウクライナ情勢等を受け,食料価格が上昇する中で,変化を予想しながら,これまでの業態や事業にとらわれず,消費者の新たな価値観の中で必要とされるサービスを生み出すことが重要であるとのことでした。


●第5回講義【午後の部】「鳥獣害の対策について」(座学・現地見学)
日時:令和4年10月18日(火)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場 大会議室 及び 村内園地
講師:佐那河内村役場 企画政策課 上野 浩嗣さん
参加人数:10名
     徳島農業支援センターから1名参加

内容:サル対策について,檻やモンキードッグ,テレメトリー調査についての説明がありました。シカ・イノシシの対策として,広域防護柵や電気柵の説明があり,電気柵では,動物によって効果のある高さの違いや,電気が正常に流れるための除草の大切さのお話がありました。捕獲した個体を処理する処理施設や遠隔監視カメラの導入,センサーネットワークを活用した対策などのお話がありました。座学の後,実際に電気柵を設置している園地を見学し,設置時の注意事項や動物の習性など,具体的な対策を聞くことができました。
 

 

 

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115