令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール【第4回】

公開日 2022年09月26日

令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール 第4回講義

●第4回講義【午前の部】「果樹栽培歴のポイントについて」(座学)
日時:令和4年9月21日(水)10:00~12:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:徳島市農業協同組合 南部営農経済センター 長谷部 秀明さん
参加人数:7名
     徳島農業支援センターから3名参加。
内容:まずは,果樹の生育ステージとして,温州みかん・すだち・ゆず・キウイ・うめについて,年間の生育状況や作業の説明がありました。その後,それぞれの果樹について,栽培歴を活用しながら防除や施肥についての詳しいお話がありました。特に,薬剤の組み合わせの注意点,それぞれの時期での薬剤濃度の違いやその理由,薬剤散布の収穫前日数や回数など詳しい説明がありました。すだちでは,シャクトリムシやダニ,かいよう病などについて,症状と具体的な防除剤のお話がありました。

 

●第4回講義【午後の部】「ゆずの栽培について」(座学)
日時:令和4年9月21日(水)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:徳島市農業協同組合 南部営農経済センター 山本浩史さん
参加人数:8名
     徳島農業支援センターから3名参加。
内容:ゆずの来歴や特徴から、管理方法、施肥、収穫・予措・貯蔵までの一連の流れなど詳しい説明がありました。ゆずの特徴として,柑橘類では最も耐寒性が強く,すだちによく発生するかいよう病には強いが,こはん症がよく発症するとのことでした。こはん症はウイルス由来と土壌由来の2種類あり,凹はウイルス由来,凸は土壌由来とのことで,土壌乾燥や他の柑橘(すだちなど)との混植で感染しやすいとのことでした。収穫は,長期・短期貯蔵とも5部着色くらいで収穫するのが良く,予措の後,貯蔵温度は5℃から3℃で管理するとのことでした。ゆずは,輸出も増えてきており,「木頭ゆず」「物部ゆず」はGI(地理的表示)を取得しているとのことでした。

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115