令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール【第2回】

公開日 2022年07月14日

更新日 2022年07月14日

令和4年度 佐那河内果樹アグリスクール 第2回講義

●第2回講義【午前の部】「すだちの摘果・摘葉」(実習)
日時:令和4年7月11日(月)10:00~12:00
場所:大仲さん園地
講師:大仲 保さん
参加人数:9名
     徳島農業支援センターから3名参加。
内容:講師の大仲さんより,実の周りの旧葉を取り除き,実に光が当たるようにすること,木全体の2割程度を摘果すること,今後の実太りを考慮して摘果することなどの説明がありました。大仲さんより摘果・摘葉作業を見せてもらった後,1本の木を3~4名でそれぞれ摘果・摘葉作業を行いました。

 

●第2回講義【午後の部】「施肥と潅水について」(座学)
日時:令和4年7月11日(月)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場大会議室
講師:徳島県立農林水産総合技術支援センター 
   資源環境研究課 新居美香さん
参加人数:10名
     徳島農業支援センターから3名参加。
内容:土づくりでは,団粒構造にすることで,保水性・通気性が良く,根の張りが良くなること,植物に適したphは5.5~6.5であるため,毎年土壌診断を行い,適正なphを維持することなどのお話がありました。肥料は,作物の生育に必要な因子のうち,一つでも不足すれば他の因子を増しても生育は増大しないこと(最小養分律),作物の収量には限界点があり,限界点に近づくにつれて,肥料の施用効果が低下すること(収量漸減の法則)などのお話がありました。また,有機物のC/N比により,15以下であれば肥料効果があり,15を超える場合は土づくりに効果があるとのことでした。潅水では,みかんの糖度を上昇させるために,梅雨明けから盆過ぎと9月中旬から収穫期に乾燥ストレスをかけ,8月下旬から9月中旬は一旦水を戻して果実肥大と減酸を進める必要があるとのことでした。

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115