令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール【第7回】

公開日 2022年02月18日

更新日 2022年02月18日

令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール 第7回講義


日時:令和4年2月18日(金)10:00~12:30

場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室

参加人数:7名

     徳島農業支援センターから2名ご参加いただきました。

 


【第1部】「もうかるすだち作りについて」(座学)

講師:大仲 保さん

内容:はじめに,徳島県や佐那河内村ですだちの栽培が盛んになった背景や,時代とともに変化する物価や市場の流れとすだちへの影響などのお話がありました。また,すだちは果実が小さく収穫などに手間がかかる割に1玉の値段が安く,青果出荷でいかに高く販売するか,単価の安い加工すだちをいかに減らせるか, 露地だけでなく冷蔵貯蔵することで高単価で周年出荷するなどの工夫が大切だということでした。経営の面では,1本の木で,30kg(約1200玉)12000円の利益が一つの目標となるなどの具体的なお話がありました。今後は,新しい感覚で,消費者の立場に立って求められる品質(例:種なしすだちや菓子用すだち)や流通経路(例:ネット販売や直売所など)を自ら見極めていくことが重要だということでした。

 


【第2部】「土づくりについて」(座学)
講師:徳島県東部農林水産局 徳島農業支援センター  廣瀬雄作さん
内容:本来は現地での,土づくり実習を予定していましたが,前日の悪天候により座学での講義のみに変更させていただきました。すだちは1~2年目の成長が大切であり,植え付け1か月前の土壌改善が重要だということでした。一般的に行われているのは,局所施用と呼ばれる1苗分ずつ土づくりをしていく方法ですが,広い園地などでは園地全体への施肥後トラクターや管理機を使って耕耘する全層施用という方法もあります。また,肥料を準備する前に,土壌分析をし,その土壌に合った施肥設計をきちんとすることがとても大切だということでした。

 

 

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115