令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール【第5回】

公開日 2021年12月06日

更新日 2021年12月06日

令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール 第5回講義

●第5回講義【午前の部】「流通と市場について」(座学)
日時:令和3年11月30日(火)11:00~12:00
場所:佐那河内村役場3階
講師:JA全農とくしま 園芸部 部長 二木 伸一さん
参加人数:8名 
     徳島農業支援センターから3名参加
内容:開設者が国から認可を得て開設した卸売市場を中央卸売市場といい,全国には40都市64か所で開設されていますが,直接取引や直売所,ネット販売など卸売市場を経由しない取引が多くなり,昭和55年度の89か所に比べ減少しているとのことでした。eコマースによるB to Cが拡大しており,消費の姿も変わってきているとのことでした。日本の人口は今後減っていくのに対して,世界的にみると人口は増える予想であるので,輸出の拡大が重要であるとのことでした。輸出には,規制の対応が不可欠であるため,今後,国の働きかけがや輸出体制強化が求められているとのことでした。


●第5回講義【午後の部】「みかんの収穫・貯蔵について」(座学)
日時:令和3年11月30日(火)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場3階
講師:西岡 優さん
参加人数:8名
     徳島農業支援センターから1名参加

内容:みかんの栽培技術ポイントから防除や剪定,貯蔵など,全体的なお話がありました。みかんは,極早生(9月から10月上旬収穫),早生(10月~12月収穫),中生(12月収穫),普通(12月~5月),中晩柑(不知火など)があり,マルチ栽培など水分を調整することで,糖度が上がるとのことでした。施肥では,開花の後まで前年の肥料分を使い,春肥が効いてくるのはその後であるとのことでした。剪定では,枝の角度によって実の成る花の着き方が違うので,主枝を立て,実を成らす枝は水平に近い形で整えるのが良いとの事でした。貯蔵では,タイベックシートをかけることで貯蔵ができる商品があり,貯蔵庫を持たなくても貯蔵が可能であるとのことでした。
 

 

 

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115