令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール【第4回】

公開日 2021年11月04日

更新日 2021年11月10日

令和3年度 佐那河内果樹アグリスクール 第4回講義

●第4回講義【午前の部】「キウイフルーツの栽培について」(座学)
日時:令和3年11月2日(火)10:00~12:00
場所:佐那河内村役場3階
講師:東部農林水産局 徳島ブランド推進担当
(徳島県農業支援センター)新居 里菜 さん
参加人数:8名 
     徳島農業支援センターから3名参加
内容:キウイフルーツは、カンキツ類と異なり雌雄異株・落葉果樹であるという特徴があり、栽培に必要な果樹棚の作成等のため初期投資はかかるものの値段が安定しており、年間の作業時間がすだちやみかんと比べて短くて済む、比較的育てやすい果実であるという説明がありました。佐那河内村内にも、生産農家が多く今では徳島県下1位の出荷量を誇っています。キウイの栽培において重要なのが、剪定、環状はく皮、受粉であり、剪定については、夏と冬の2回の剪定で、結果母子・結果枝を見て果実がどこになるのかを考えながら剪定位置を決める必要があるということです。幹の環状はく皮は、花腐細菌病の予防に効果的であり、結果母子の環状はく皮はキウイの肥大促進に効果があるということです。また雌雄異株であるため、受粉を行う必要があり、人工授粉と液体受粉の2つの方法があるとのことでした。最後に、座談会の時間もあり、いろんな意見やお話を聞くことができました。


●第4回講義【午後の部】「キウイの収穫・貯蔵について」(実習)
日時:令和3年11月2日(火)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場3階での座学
園地での収穫実習
徳島市農協佐那河内支所選果場見学
講師:市原 善文さん 
参加人数:7名
     四国大学人間健康化食物栄養専攻 学生13名 教員1名
     徳島農業支援センターから4名参加

内容:最初に、佐那河内村内におけるキウイの歴史や現状についてのお話や、貯蔵・出荷についてのお話がありました。園地では、実際に樹木や果実を見ながら、キウイの収穫方法や環状はく皮の状態などの説明がありました。実の状態や大きさを確認したりしながら、各々収穫を体験しました。最後に徳島市農協佐那河内支所選果場において、日開課長より、キウイの出荷の現状説明や、貯蔵庫・選果機・施設内の見学案内等をしていただきました。キウイは選果場にて、2℃に設定された巨大冷蔵庫で貯蔵され、出荷の際には、電子秤式重量選別機に通され、大きさによって分けられます。そこからは、人の手によって丁寧に箱詰めされ出荷されるとのことでした。キウイだけでなく、すだちやみかんに使われるカメラ式品質センサーや自動計量包装機なども説明していただき、普段あまり見る機会のない、選果場の様子を見ることができました。
 

 

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115