キウイ

公開日 2021年01月29日

更新日 2021年02月05日

昼夜の温度差がはぐくむ優しく爽やかな甘み

佐那河内村のキウイ

佐那河内村の秋の名産品は実に多くありますが、果物といえばこのキウイが最初に頭に浮かびます。村の周囲の山々には多くのキウイ畑が点在し、キウイ農家の人々が年間を通してキウイの木の手入れを行っています。昼夜の温度差が激しい山間部の環境は、甘く美味しいキウイを育てるのに最適です。

実りは秋

佐那河内村のキウイ

キウイの収穫時期は10月末から11月が主ですが、出荷できる実をつけてもらうためには、ツル状の木の剪定作業、花の受粉など、年間を通しての作業が要求されます。そんな農家の人々の苦労の末、毎年立派な果実が実るのです。佐那河内村には、収穫体験や会員限定のイベントに参加できる、キウイの果樹オーナー園があり、毎年数百人の人が全国から訪れ、その人気は今も高まっています。詳しくは「果樹オーナーのポータルサイト」より。

収穫風景

佐那河内村のキウイ

収穫はひとつひとつ手作業で行われます。丁寧に品質を確かめながら、かごに入れて出荷します。果実が生る高さが低い畑は、中腰で作業する必要があり、大変な重労働になる場合もあります。

佐那河内村のキウイ

毎年収穫時期のキウイ畑にお邪魔させてもらいますが、木漏れ日のなか、元気に実るキウイは実に美味しそう。

貯蔵でき、長期間楽しめる

佐那河内村のキウイ

キウイの実は収穫した段階では、硬くて食べることができません。リンゴなど、エチレンガスを放出する果物と一緒にポリ袋に一週間ほど保存する「追熟」を行うことで甘く、やわらかくなって楽しむことができます。この追熟時期をずらすことによって、収穫後も長期間にわたり楽しめるのがキウイの魅力といえるでしょう。(ただし氷点下では実が痛んでしまうので、屋内の暗所で保存するのがおすすめです。)村と、周りの人々を幸せにしてきた自慢の果物です。ぜひ一度ご賞味ください。