公開日 2019年12月23日
更新日 2019年12月22日
令和元年度 佐那河内果樹アグリスクール 第7回講義
第7回講義【午前の部】「みかんの収穫・貯蔵管理について」(座学)
日時:令和元年12月19日(木)10:00~12:00
場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室
講師:西岡 優 さん
参加人数:8名
内容:佐那河内村は,元々みかんの産地であり,その中でも十万温州みかんが大半を占めています。
現在は400t程度の出荷となっていますが,以前は12,000tまで出荷量がありました。
今回は,元営農指導員であり,長年佐那河内村のみかん・すだち栽培・販売に関わってきた
西岡さんからお話を聞きました。
温州みかんの栽培技術として,「葉」・「根」・「果実」のバランスが大切で,温度と光と
水と栄養のコントロールが大切であるとのことでした。
コントロールするためには,基礎知識と臨機応変技術必要であるとのことでした。
開花や防除・収量などの記録をとり,経営診断と技術改革が儲けるみかんづくりには
大切であるとのことでした。そのほか,栽培技術のポイントや販売戦略・貯蔵管理といった
お話がありました。
第7回講義【午後の部】「キウイの栽培について」(座学)
日時:令和元年12月19日(木)13:00~15:00
場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室
講師:徳島農業支援センター 新居 里菜 さん
参加人数:7名
内容:キウイフルーツの1年間についてお話がありました。
剪定・新梢管理・受粉・摘果・収穫といった作業ごとに
詳しい説明がありました。
キウイの特徴として,雌雄異株であるので,受粉が必要なこと,
キウイの根は浅く,地下部は3倍近くの地上部を支えているので,
土壌の湿害や乾燥に弱いことなどのお話がありました。
また,果実は,りんごなどエチレンガスを発生させる果物と一緒に
ポリ袋に入れ,追熟が必要であることのお話がありました。
講義終了後,受講生と座談会を行いました。