公開日 2019年08月16日
更新日 2019年08月16日
令和元年度 佐那河内果樹アグリスクール 第3回講義
第3回講義【午前の部】「すだちの収穫と冷蔵について」(座学)
日時:令和元年8月8日(木)10:00~12:00
場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室
講師:徳島県立農林水産総合技術センター 農産園芸研究課 津村 哲宏 さん
参加人数:12名
内容:すだち貯蔵の目的は,「果実の緑色をいかに長く保持できるか」であり,低温(5℃以下)高炭酸ガス(5%前後)低酸素(3~5%)の状態で冷蔵庫で貯蔵するのが良いとのことでした。
また,果実の収穫が遅いほど緑色が淡くなるので,適期の収穫が大切であること,収穫の際は,ヘタを残して水平に切る(2度切りする)こと,トゲやハサミで果実に傷をつけないこと,
果実に衝撃を与えない(落とした果実は貯蔵しない)こと,陽向に置かないことなどが大切であるとのことでした。
第3回講義【午後の部】「すだちの収穫について」(実習)
日時:令和元年8月8日(木)13:00~15:00
場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室及び大仲さん園地
講師:大仲 保 さん
参加人数:16名(すだち収穫マッチング参加者4名含む)
内容:今回の講義は,すだち収穫マッチング事業でアルバイトを予定している4名の方も参加しました。
初めに,露地すだちについて,収穫は9月中旬まで測り採りを行い,9月末までにすべてのすだちを採り終わることになる説明がありました。
測り採りを行う際の定規のあて方や2度切りの方法についてのお話を聞いた後,大仲さんの園地で収穫を行いました。
まだ時期が早く,実太りが十分で無いため,収穫できる実は少なかったのですが,二人一組となって測り採りを行いました。
その後,1本の木に何個の実がなっているか数を数えました。場所を農振センターに移動し,数えた実の数をもとに1本当たりの収益を
計算しました。また,収穫したすだちは,大仲さんのご好意で参加者に配布しました。
暑い中での作業となりましたが,受講生のみなさんお疲れ様でした。