獅子舞

公開日 2013年02月13日

更新日 2020年12月02日

宮前地区の人々が伝える伝統文化

佐那河内村の宮前地区で残る伝統文化「獅子舞」。江戸時代からつづく豪快な獅子の舞いは、伝染病の厄徐念願のため村に取り入れられ、その後地元の人々が結成した獅子舞保存会により、今日まで伝えられてきました。

歴史

江戸時代の終わり頃(嘉永4年)に、佐那河内村上の中畑蝮塚、奥野々地区に火災や原因不明の伝染病が多く発生し、この厄除祈願として獅子舞を氏神に奉納することとなりました。獅子舞の伝承については、詳しい記録はありませんが、地区の古老の話によると、名西石井町萬地区の秋祭りの奉納芸能として行われていたものを、同村上字久保井露口増蔵氏によって伝承されたとのことです。

現在の獅子舞

毎年10月第2日曜日に開かれる朝宮神社の秋祭りに奉納の舞いが行われます。さらに村の「ふれあいまつり」でも披露され、多くの人々に感動を与えています。獅子舞には、獅子一頭につき2名、そして音頭を鳴らす太鼓、笛の奏者など、多くの人手が必要です。地域の伝統を崩さないよう、奏者は村の子どもたちが務めるなど、毎回地域の人々が助け合って実現しています。獅子の数は年々変わり、2頭と少ない時もありましたが、近年は移住者の協力もあり、4頭の豪華な獅子舞が見られる年が続いています。
 

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