天一神社の大榧

公開日 2013年02月13日

更新日 2020年06月04日

嵯峨にそびえる樹齢350年以上の大榧

 

嵯峨天一神社の境内には、周囲3.8m、樹高25mと、榧のなかでは最大級の榧(かや)が植えられています。もともとは2本ありましたが、昭和37年の拝殿改築の用材として1本を使用したため現在は1本のみ残されています。榧の下に立ち、上を向けば、生命力溢れるこの樹木の美しさを感じることができます。

大榧の大きさ・樹齢

周囲:3.8m

樹高:25.0m

直径:1.2m

推定樹齢:約360年

 

榧の木について

榧は、日本に自生する常緑針葉樹で、成長に長い年月を要する木です。成長すると周囲は3m、高さ20mほどになり、樹齢が1000年になるものもあるそうです。年月とともに味わい深さの増す美しく、耐久性のある高級木材であるため、伐採が進み、今や非常に貴重な木になっています。

 

天一神社について

天一神社の正門には、樹齢360年と思われる大杉があり、神社の荘厳さを呈しています。天一神社は、天照大神、月讀命(つきよみのみこと)・大白星神を祭神とし、平成時代の初期である弘仁3年(812)1月11日勧請の伝承があり、室町時代の終わり頃である永禄11年(1568)8月13日に再建したという棟札(むなふだ)を蔵しています。