佐那のいちご塾第1期生の村生活だより Vol.6 我が家のニューフェイス

公開日 2023年10月17日

更新日 2024年02月28日

地域おこし協力隊 佐那のいちご塾1期生の中村です。

 10月に入り、朝晩の気温がぐっと下がり肌寒さを感じるようになりました。しかしながら日中は日が差すと暑さも感じ、一日の気温差が10℃以上あったりと衣服での調整が必要となります。寒暖差で体調を崩さないようにしないといけません。

ハウス内の定植が完了しました。

 株冷分は前の記事で定植完了したことをお伝えしていましたが、平地苗の分もこのほど定植が完了しました。約2週間あけての定植です。

 本圃に植えるとたった2週間でこれだけ苗に違いが出ます。大きさもそうですが、葉の色もまったく違いますね。どれが株冷分かわかりますか?

さくらももいちご栽培での畝はただ土を盛るだけではない。

 農業大学校の受講の際、実習で余った苗をもらって家庭菜園をしています。農大で学んだ内容を簡易的な環境で学び直すには非常によい環境です。野菜苗の場合は根や根茎がしっかりと張るような高さで平坦な畝立てをすればよいわけですが、イチゴの場合は日光の当たり具合や収穫する側にわずかながら傾斜をかけ、定植する際も全て苗の向きを決めています。畝立て機を使ってまっすぐに立てた畝を、定植前にレーキや鍬を用いて微調整をしていきます。

↑畝の端に定植する際は、角を崩してしまわないか心配です。

佐那河内村には野生鳥獣がいっぱい!

 私は狩猟免許(第1種銃猟・罠猟)を所持しており、村の有害鳥獣捕獲員としても活動しています。今年で猟銃を所持して10年目になるので、ゆくゆくはライフル銃の所持も考えています。銃所持が可能になっても、しばらくは散弾銃もしくは空気銃しか所持が出来ません。しっかりとした実績があってこそ許可がおりるものなんですね。村内でも遠距離を撃つ必要があるシーンもあり、いつかは北海道でエゾシカやヒグマの狩猟を行うといった目標もあります。
 話が逸れましたが、今はくくり罠を用いての有害鳥獣捕獲を中心に行っています。罠を設置しても、いつ獲物がかかるかわかりませんので見回りが必要です。農業研修が主な業務であり、片手間の活動であるため多くの罠は設置できませんが、それでも回りきるのに車で移動して合計20分程度。獲物がかかっていると止め刺し、搬出、その他諸々がかかってきて実に大変です。

 そろそろ鹿の繁殖もはじまるようで、あちこちで鹿の鳴き声が聞こえるシーズンになりました。大型の鹿になると角も大きく、迂闊に近づくとこちらもケガをする可能性が高いのでしっかりと対策をして捕獲します。

↑この雄鹿は60kgほどでした。

狩猟の新たな相棒がやってきた。

 猟銃を用いての大物猟をする際は基本的に犬を連れて実施しています。実家には13歳のブリタニー・スパニエル(コトラちゃん)7歳のサツマビーグル(テンプラくん)がおり、この度サツマビーグルの繁殖相手として同種の牝の子犬(アンコちゃん)を迎えることになりました。

 迎え入れた当初は6kg程度でしたが、現在は倍近い11kg程度まで大きくなりました。まだ生後4ヶ月の子犬ですが脚も速く、人に対して物怖じしません。天真爛漫な性格で誰にでも近付いていきますが、成長していくと和犬気質で人見知りをするような犬種です。今後どのように成長していくか非常に楽しみです。

カニクロスというスポーツをご存知ですか?

 カニはラテン語でイヌ、クロスはクロスカントリーの短縮語で、野山や森、草原などのことを言います。簡単に言えば、犬と一緒に野山を駆け回るスポーツのことです。日本ではメジャーではありませんが、ヨーロッパではカニクロスの大会が頻繁に開催されるなど、犬と一緒にスポーツを楽しむことが出来る環境が整っています。ブリタニー・スパニエルは犬種としても走るのが大好きで、よく一緒に5~8km程度のランニングをしていました。

ランニング時は私の腰にベルトを巻き、リードを繋いで走ります。犬たちは走りやすいようにハーネスを装着します。

しかしながらもう13歳と、無理をさせられない年齢となったのでアンコちゃんが新たなランニングの相棒になってくれることを願い、日本のどこかで開催されるカニクロスの大会に出場出来るように鍛えていきたいと考えています。

見掛けたら是非声をかけてやってくださいね!

総集編にその他の記事もあるので是非ご参照ください。

総集編 https://www.vill.sanagochi.lg.jp/docs/2023052300025/

 

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課

TEL:088-679-2115

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