令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール【第4回】

公開日 2023年10月04日

令和5年度 佐那河内果樹アグリスクール 第4回講義

●第4回講義【午前の部】「ゆずの栽培について」(座学)
日時:令和5年9月28日(木)10:00~12:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:徳島市農業協同組合 南部営農経済センター 山本浩史さん
参加人数:8名

内容:ゆずの歴史は古く,奈良時代から日本で栽培され,薬用や食酢として利用されてきたこと,ゆずはカンキツ類で最も耐寒性があり,-7℃に下がらない地域であれば栽培ができることなどのお話がありました。すだちによく発生するかいよう病には強いが,こはん症がよく発症するとのことで,こはん症はウイルス由来と土壌由来の2種類あり,土壌乾燥や他の柑橘(すだちなど)との混植で感染しやすいとのことでした。苗木から6年目以降の成木までの栽培管理や整枝・剪定,施肥や防除などのお話を聞くことができました。ゆずは,輸出も増えてきており,「木頭ゆず」「物部ゆず」はGI(地理的表示)を取得しているとのことでした。

 

●第4回講義【午後の部】「果樹栽培歴のポイントについて」(座学)
日時:令和5年9月28日(木)13:00~15:00
場所:佐那河内村役場 大会議室
講師:徳島市農業協同組合 南部営農経済センター 長谷部 秀明さん
参加人数:7名

内容:まずは,果樹の生育ステージとして,温州みかん・すだち・ゆず・キウイ・うめについて,年間の生育状況や作業の説明がありました。その後,それぞれの果樹について,栽培歴を活用しながら防除や施肥についての詳しいお話がありました。すだちは,かいよう病に弱く,かいよう病は発症してからでは遅いため,適期に防除することが大切であるとのことでした。また,キウイは,冬場の剪定だけではなく,夏場に剪定することで実に光をあてることができるとのことでした。

お問い合わせ

佐那河内村役場 産業環境課
TEL:088-679-2115