切干大根

軒下に揺れる青い干し籠。中では、千切りにされた大根が、切り干し大根になるのを待っているところでした。あちこちの家で見られる風景です。そろそろ春に向けて、畑をキレイにしたい時期。食べきれなかった大根は干して、一年中食卓に上がります。保存できる上に、旨味も凝縮され、また違った美味しさが嬉しいですね。

先日、畑仕事中の方に声をかけたら「声かけてくれるとホッとする。ちょっと休憩できるけん。」と言われました。腰が痛いと言うその人と、座ってしばらくおしゃべりさせてもらいました。腰が痛いと思いながらも、自分からは休憩しないその姿。本当に働き者の多い佐那河内村です。こういう人々によって、田畑や山は守られてきたのでしょうね。