公開日 2020年01月15日
更新日 2020年01月15日
令和元年度 佐那河内果樹アグリスクール 第8回講義
第8回講義【午前の部】「果樹の総論」(座学)
日時:令和2年1月9日(木)10:00~12:00
場所:佐那河内村農業総合振興センター1階会議室
講師:徳島市農協 南部営農経済センター 長谷部 秀明 さん
参加人数:11名
内容:まず,日本の気象が果樹栽培に与える影響について,梅雨が長いと日照不足となり,
みかんやすだちの生理落下を助長することや,夏季の干ばつはみかんにとっては,
糖度が上がるが,すだちにとっては玉太りしないといった影響があり,秋季が高温で
あれば秋枝が発生し,かいよう病の温床となることなどのお話がありました。
また,栽培面積や生産量は減ってきていますが,Kg単価は平成14年からほぼ横ばい
もしくは右肩上がりとなっています。みかん・すだち・キウイとも経営には良い
作物であると感じました。ただ,日本の果物消費量は,世界・欧州・アジアすべての
平均値を下回っているので,今後は生産者の確保と共に,どのように消費者を確保するか
が課題であると感じました。
第8回講義【午後の部】「キウイの剪定」(実習)
日時:令和2年1月9日(木)13:00~15:00
場所:日下さん園地
講師:市原 善文 さん
参加人数:10名
内容:収穫を実習した日下さんの園地で剪定の実習を行いました。
講師の市原さんより,来年実を付ける強い結果母枝を残し,弱い枝や不要な枝を剪定し,
結果母枝を棚に括り付けるまでの工程の説明がありました。
その後,講師の先生や園主に聞きながら,各自剪定の実習を行いました。